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みちびき3号機打ち上げ [科学・技術]

今日はようやく準天頂衛星みちびき3号機が無事打ち上げられた。
これであと一つ打ち上げられればカーナビの精度は飛躍的に上がるわけだが
実際のところは受信機の価格の問題でそう簡単にはいかないらしい。

でもまあ先々夢のある話なので・・・

so-netのブログは動画も上げられるらしいのでJAXAのライブ映像を切り出して上げてみた。


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トラピスト1 [科学・技術]

大阪の小学校問題、毎日のように国会でやり合っているがもううんざり。
国会ってのはいつからこんなアホらしい場になったのだろう?昔からそうなのか?
私の感覚だと民進(旧民主)がでかい面をするようになってからのように感じるが、どうだろう?
でも旧社会も似たようなもんだったかな?牛歩戦術とかやってたからなあ・・・

さて、NASAから発表のあった地球型惑星のはなし、なかなかワクワクします。
地球から約40光年のところにあるトラピスト1という星にあるらしい。
7つの惑星が回っていて3番目から6番目の星はハビタブルゾーンという生命が存在できる可能性が高い惑星なのだとか。

40光年と言えば宇宙の広さから考えたら隣町みたいなもんだろう。いつか行ける日も来るだろうか?
ただ、このトラピスト1は赤色矮星なのだそうで。まあ木星が恒星になったようなもの?
その分エネルギーの放出も少ないので恒星に近いところをこれらの星は回っているのだとか。

赤色矮星はフレアが多いので近い分余計にフレアの影響を受けるから生命が生きられるか、ちょっと疑問。
とは言え水のある星があるとすれば結構すてきです。
赤色矮星は途方もなく寿命が長いのだそうで時間をかければテラフォーミングとか出来ますかね?

超人ロックや宇宙戦艦ヤマトみたいな時代が何百年後には来るんでしょうか?
残念ながら今生きている人間はその日を見ることは出来ませんが、夢があります。


NASA

MRJ再延期 [科学・技術]

日本航空産業の希望の星、のはずだったMRJがとうとう2年の納入延期を正式に発表した。
2018年だったところを2020年になるという。

事前にもっと勉強しておくべきだった、と会見で社長が言ったらしい。う〜む。
旅客機の難しさがとことん分かった来たということなのだろうか?

電気配線から装備の配置まで相当に大がかりな設計変更らしい。
2年の延期で済むものかどうか・・・

ここ何年か、航空機の開発はなかなかうまくいっていない。
ようやくなんとか形になったXC-2も機体がひび割れてみたり大変だった。当初はカーゴとして民間転用も言われていたが
どうも立ち消えになったように思われる。(航空雑誌に記載が一切なくなったので)

X-2は機首のピトー管がとれていよいよステルス性能の段階に入ったようだがどうですかね?

いずれも軍用で民間の機体であるMRJは軍用以上に難しいのだろう。
このままだとX-MRJのまま終わってしまうかも知れない、なんて思うが
この間手に入れた技術、ノウハウは決して無駄にはならないと思うので
もし残念な結果になっても旅客機の開発をやめてしまうことのないように三菱航空機には頑張って欲しい。

YS-11のあと、あきらめずに頑張っていればと今更ながら思いますが仕方のない事でしたかね・・・


ARM買収 [科学・技術]

通称やわらか銀行こと、ソフトバンクがARMを買収することが決まったらしい。
その額、なんと3.3兆円とか。まあそりゃそうだよなあ・・・なんて。

かつては半導体の会社にいた人間としては「いや〜すげ〜な」というのが素朴な感想。
わたしがリストラされたころは、まだ日本の電機屋はモバイル機器に社運をかけていて、スマホも各社が作っていた。

わたしのいた部署でもガラケー時代から携帯用のSoCを作っていたのでARMは常に話題の中心だった。
要はARMのなんというIPコアを採用するかが、超重要だった。

アホなわたしは当時の上司に「なんでARMじゃないといけないんですか?」なんて聞いたりなんかしちゃっていた。
上司はサラッと説明してくれたが、ほとんど理解出来なかった。まあそんなんだからリストラされる訳ですね・・・

覚えているのはモバイル機器を設計するのに適したIPが揃っているんだよ、みたいな話だったと思う。

今回のARM買収にはARM側の事情もあるらしい。要するにイギリスのEU離脱問題。ARMはイギリスのケンブリッジにある。
先々を考えると外国企業の傘下に入った方が得ということらしい。

あえてハードメーカーではなく通信企業を選んだのも先々を考えてのこと。
もしクアルコムなんかが買収していたら大変なことになっていたかも。

とは言え、ソフトバンクもずいぶんな賭けだと思う。
孫正義は大嫌いだけどたいした野郎なんだなと思わざるを得ないかな?

ただ何となくだけど、日本人が異常なまでに大好きなiPhoneはきっと安くならないだろうな〜



今日の不可能は明日可能になる [科学・技術]

大西さんの打ち上げが無事に成功した。
ISSのハッチオープンは9日らしい。まだ安心は出来ないが、ま大丈夫だろう。
日本人の宇宙飛行士ももう11人目だという。いろいろな意見はあるにしても喜ばしいと思う。

アメリカのスペースシャトルが事実上失敗し、計画が終了して以降、打ち上げはロシアのソユーズが担当している。
打ち上げ場は栄光のバイコヌール宇宙基地。現在はカザフスタンにある。

ロケット工学には3人の父がいる。
ゴダード、フォン・ブラウン、そしてロシアのツィオルコフスキー。

子供のころからゴダードとフォン・ブラウンは知っていたのだがツィオルコフスキーを知ったのは
結構歳が行ってからだったと思う。ホントの意味ではツィオルコフスキーが近代ロケット工学の父である。
現在のロケットの基本技術はほとんどこの人が考えたものだ。でも知らなかった。
日本人の場合どうしてもロシア人の業績はあまり伝わらないのが理由だろう。

ゴダードはアメリカロケットの父だし、フォン・ブラウンはアポロ計画の責任者ということで
子供の頃から知られることが多いと思うが、ツィオルコフスキーは調べようと思わないと行き着かない。

聞いた話では、バイコヌールには彼の肖像画(写真かな?)とともに表題の言葉が掲げられているとか。
この言葉がツィオルコフスキーの言葉だと知ったときには、ちょっと驚いたものだった。

大西さんはこれから4ヶ月ISSにいて、今までとはちょっと違った実験などをするらしい。
いい成果が出るとよいのだが。


出展 JAXA

潜水艦と燃費偽装 [科学・技術]

依然として落ち着きを見せない熊本。
私の大学時代の同期も現在熊本に転勤中で、マンションのポンプが壊れたらしく水に難儀しているようだ。
先日のメールでは、ようやく一時間だけ水が出たとか書いてよこした。
まだまだ苦労は続く。被災者の方々にはかける言葉もない。

で、話は変わるが昨日今日の話題について二つほど。

まずはオーストラリアの潜水艦失注について。
私としては、よかった、と思っている。
そうりゅう型は誰がなんと言おうと、通常型では世界一の性能なのだが、あくまで日本製であるということを忘れてはいけない。
元々アボット政権は完成品を輸入する気だったのだが、産業界から猛反発をうけて国内生産に方針転換。
結局失脚してしまい、この時点で日本選定の目はなくなった、と思う。

そうりゅう型をオーストラリアの現地生産で100%の性能のものが作れるのか?かなり疑問だ。
そして、これが最大の問題なのだが、オーストラリアと中国の関係。ズブズブだ。
日本製を選ぶなどあり得ないし、仮に選定されていたとしたら危ないのが情報漏洩だ。
政権にも官僚にもうまい汁を吸っている親中派は大勢いるだろう。
インドネシアの新幹線みたいにそうりゅう型のデータが中国に横流しされたら日本の領海警備は絶望的な状態になる。
というわけで、今回の失注は日本にとってよかった、と思う。防衛省も内心そう思っているんじゃないのかな?

もう一つは三菱の燃費偽装。
おもしろいコラムを見つけた。

【「技術」こそが社会の発展を支えてきたという考えが強い日本では、「職人」というだけで
なにやら聖人君子のようにあがめたたられることが多い。頑固だが、自分たちの技術に誇りをもっているので、
とにかく「不正」などに手を染めるわけがない、と思われている。
 個人的には「果たして、そうなのか」と首をかしげる。「頑固な技術屋」だからこそ、柔軟な対応ができず
「自分の欲しい答え」がどうやってもでないときに「不正」に走ってしまうのではないのか。】(原文ママ)

ITmediaのコラムの一部を勝手に載せてみたのだが、そうだろうか?と思う。
これを書いた人、技術に対する知見はあるのだろうが、技術の仕事をしたことはないのだろうなあ・・・と思う。

日本は半島などに比べれば技術屋や職人は大事にされる国だとは思う。
が、別にあがめ奉られる状況にはないと思うし、この国を支配しているのは9割方文系だ。
頑固で意固地なのは文系・理系関係ない。個人の性格の問題だろう。
ミスを隠蔽するのも文系・理系関係ない。
頑固で柔軟でないとしても不正を行うかどうかは全くの別問題、ですよね?

今回も、以前のリコール隠しも技術屋とか職人とかの話し以前の、職業人としての倫理観の問題だと思うのだ。

ずいぶん昔のはなしだが、リストラされるずっと前、私の担当したLSIの動作周波数でもめたことがあった。
設計では24.5MHzで動作するようになっていたのだが、お客さんから33MHzで動かしたい、と言われた。
お客さんのボード上では動いているから、仕様書も33MHzにしてくれ、と。(PLL内蔵で内部は倍のスピードだったはず)

絶対無理です、と言ったら思い切り険悪になった。元々の要望仕様が24.5MHzで、それに合わせて設計されているのだ。
ボード上で動いたくらいで仕様書を変えられる訳がない。テスターの検査でも33MHzだと時々誤動作することがわかっていた。
上からも、なんとかならんのか?と言われたがOKすればとんでもないことが起きるのは明白だった。
結局、散々文句を言われて24.5MHzで落ち着いたが、これが普通だと今でも思っている。

三菱はおそらくこう言う、何というのか上とか客からの命令に逆らえない社風のようのものがあるのではないだろうか?
そうやって何年も会社にいるうちに自分も上に上がって逆らえない空気をまき散らすようになるのかな?と。

正直なところ、今回の一件、三菱自動車は解体ではないか、と思う。
商事も重工もさすがに支えきれないだろう。

残念な話しだが、燃費程度の話しで済んでいるうちに引導を渡してしまわないと大変なことが起こるような気がしてならない。


そうりゅう 海自HPより





スイングバイ成功 [科学・技術]

はやぶさ2のスイングバイ成功のニュースがお昼に放送された。
JAXAのメールマガジンによれば、軌道を80度曲げて、秒速1.6km増速したとのこと。

まあJAXAの人たちにしてみれば、こんなのはまだまだ序の口で喜ぶようなことではないのだろうが
我々素人には大変喜ばしい。油井さんも無事に帰ってこれたし、めでたしめでたしという感じだ。

じつは私、スイングバイでなぜ速度を上げることが出来るのかずっとわからなかった。
スイングバイと言う言葉はSFの世界ではよく出てくるので、それ自体は学生の頃から知ってはいたのだが・・・

最近ようやく、なんとなくだが、わかってきた気がする。
それが下の絵。

惑星が静止していれば重力に引っ張られて加速した衛星は、離れていくときにやっぱり重力に引っ張られるので
プラマイゼロ、加速しない。それが左側の絵。ずっとここから離れられなかった。

でも惑星は公転軌道に沿って動いている。なので衛星の離脱方向が公転方向と近ければ公転速度分上乗せされて
離脱時に加速できる。これが右側の絵。
たぶん、公転方向の逆側から進入すれば減速するのだろう(??たぶんそうだよね??)。

ようやく長い間のモヤモヤが解けた気がして、ちょっとうれしい。
はやぶさ2が帰ってくるのは5年後。
こんどはチリみたいな砂じゃなくて、がっつり土砂を持って帰ってきてほしいものだ。





金星 [科学・技術]

正直なところ、おそらく成功は難しいと思っていたのだが
「あかつき」とJAXA、頑張りましたね。

どうやら金星の楕円軌道に乗ったようで。

姿勢制御エンジンを20分も噴射して減速するとか「無理でしょ」と思っていましたが大した物だなあと感心。

ただ問題はこれからなので・・・
設計寿命はとっくに過ぎていますので観測機器が正常に動くかは賭けみたいなものかと。

一応送られて来た画像を見る限り動いていそうだけど。

金星は究極の地球温暖化の状態なのだそうで、金星を観測することで地球の温暖化対策の助けになるかも?
というのが「あかつき」の役目と言えるのかも知れません。

来年の春まで本格的なところは見えない訳ですが、良い結果がでるといいです。




はい、今回も成功です [科学・技術]

今日はトルコがロシアのSu-24を撃墜したりするもんだからニュースウオッチ9の冒頭が20分もこのニュースになってしまい
若干イライラしたのだが、無事H2A-29号機打ち上げ成功です。

今回は初めてのビジネス・リフトですのでいろいろと小変更があったりして、ちょっと心配だったのですが
無事に軌道投入出来て何よりです。

これでH3開発への大きなはずみになったと思います。

以下、ウオーターカーテン展開からリフトオフまで






補助ロケット4発はど迫力です





美しいです。

紙飛行機、飛ぶ [科学・技術]

紙飛行機、と言っても現在絶好調と言われている朝ドラの主題歌ではない。

もちろんMRJ。無事初飛行に成功しました。
開発が正式に始まったのが平成20年。予定がたびたび遅れ当初の初飛行は本来おととし。

飛行機業界からは図面だけの紙飛行機、とバカにされたりしたのだが、やっとこの日が来たという感じですね。

今後は2500時間を超える飛行試験が待っていますが、今日の飛行を担当したパイロットの話では
手応えは悪くなかったと言うことなので、順調に進んでくれることを願います。

これで残るはATD−XとXC−2。
XC−2は試験に入っていますので、遅れてはいますが量産型の機体は問題もクリア出来そうとのことなので
なんとかうまく行ってくれそうですが、ATD−Xは一体どうなってしまったのか?

航空機製造は技術だけでなく雇用にも大きく貢献しますので、ぜひ頑張って下さい。




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