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日航機30年 [ブログ]

30年前の今日、わたしは母の実家にいた。
ようやく大学に合格し、それを機に札幌に住む叔母の家にやっかいになって北海道旅行をした帰りに
寄ったのだった。

秋田空港から母の実家まで親戚の車で送ってもらい、夜になって一番目のニュースが日航機消息不明だった。
後になってわかったことだが墜落した日航機は千歳から羽田に向かい、その後羽田から伊丹に向かう途上で
隔壁破壊によって尾翼を失い、迷走飛行を続けた後、墜落した。

千歳で秋田行きの便を待っている間、ずっと滑走路を眺めていたのだが、もしかすると
そのとき羽田に向かう日航機を見ていたのかも知れない。

母は自分が乗った飛行機が同じことになっていたかも知れない・・・と、ひどく恐ろしがって
もう飛行機は乗らなくていいや、とずっと言っていた。

当時、私たちが乗った機体はDC10かMD81と記憶しているが、着陸が怖かった。
接地して逆噴射すると機体全体がもの凄い振動で、母は隣で座席の手すりを掴みながら悲鳴を上げていた。
私もちょっと息が止まりそうな恐怖を感じたものだ。

10年前か20年前かB767に乗ったときは、あまりに静かな着陸だったので、驚いたものだ。

あの事故から30年、私の周りもだいぶ変わってしまった。

札幌の叔母は存命だが病に侵され難しい状態だ。
母は昨年末に他界し、父もこの6月に母を追って他界した。
秋田空港から車で送ってくれた親戚も若くして他界したし、母の実家の叔父叔母も母と前後して他界した。

よく事故などで理不尽に家族を失った人達は「あの日から時間が止まったまま」と言うが
普通に生きている我々は否応なく時間の流れを感じざるを得ない。
(あ、別に異議を唱えているわけではなく、普通に生きていられることに感謝しなければならないなあ・・・
と言う意味です)


wikiより転載


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コメント 1

Akira

お久しぶりです<br>
お久しぶりです。<br>
まず、お父様、お亡くなりになられたのですね。<br>
遅くなってしまいましたが、心よりお悔み申し上げます。<br>
<br>
私は、日航機墜落のことは、<br>
友人の誕生日を祝ってもらっていて、<br>
飲んだ後に、ボーリング場で知りました。<br>
もう、30年経つのですね。<br>
<br>
あと、やっと、再就職先が決まりました。
by Akira (2015-08-13 21:27) 

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