原作

2月1日、早くも一月過ぎたわけだが、能登の人たちは今も苦しい状態だろう。
液状化が激しすぎて土木工事が出来そうにない。断水はまだ続くと思われる。

さて、ネット記事によれば漫画の原作者がドラマ化に際して
トラブルが発生し、最終的に命を絶つ、という痛ましい出来事があったようだ。

漫画や小説をドラマ化すると、どうしても1クールなり2クールなりで起承転結を
させないといけないので改変は発生する。
あとはどこまで原作を傷つけないようにまとめるか？になるわけだが・・・

中学生のころ、宇宙戦艦ヤマトのヒットを受けて松本ブームが到来した時期があった。
で、ハーロックのアニメが放送されたのだが、これも原作を大きく変更している。
地球を見捨てたはずのハーロックが地球のために戦う、その理由が原作には
まったく欠けていた。で、アニメでは親友の娘という存在が作り出された。
トチローとエメラルダスの娘になるのだが、松本零士はエメラルダスの娘、という
設定に首を縦に振ることをせずちょっと違った名前に変わった。

わたしはアニメ版のハーロックは大好きな作品だったのでいいじゃん、と思っていたが
松本ファンの間では物議を醸したらしい。

今回の一件ではテレビ局側と原作者の話し合いが決定的に欠けていたのだと思われる。
今後も原作ものはたくさん作られると思うが、ちゃんとした話し合いが行われることを
期待したい。