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なるほど、そういうことだったか [テレビ番組]

依然として房総半島は復電の見込みが立っていないようで
いよいよ深刻な状況であるらしい。
NHKではプログラムを変更して7時のニュースのあと千葉特集を放送した。
東電も遊んでいるわけではないだろうが、急がないといかんな・・・

さて、先日「あなたの番です」というドラマの話を書いたのだが
今日、ネットを見ていて「ああ、なるほど」と思うコラムを見つけた。
ゲンダイのものなのだけど、大ざっぱに書くと
『なぜ猟奇殺人犯ものが多いのか』という内容。
趣旨としては犯人をサイコパスの猟奇殺人犯にすると作るのが楽だから。
精神異常者が犯人なのでどんなに無理な設定でも何でもアリにできる。
特に殺人の動機を描写する必要がない。
演じる方も異常なんだから別に演技力も必要ない。
とまあ、こんな内容。

「なるほど、俺があのドラマを見て全然面白く思えなかったのはそういうことだったか」と。
わたしは中学高校の頃から推理ファンでスリラーやサスペンスではなくミステリーのファン。
ということでクリスティー信者である。
クリスティー曰く「殺人は動機である」と。
動機が確立出来ればプロットも書けるし、小説も書けるのだと。
ポアロだったかマープルさんだったか忘れてしまったが
小説のなかでも「殺人は動機です」といった台詞があったように思う。

最近はドラマも映画も客をつかむのが難しい。だからカネをかけられない。
結果として粗製濫造に流れていくのだと思う。
きちんとした推理ものを作ろうとすると動機に関する緻密な脚本と心理描写
そして秀逸な演技力が必要になる。カネがかかってしょうがない。
さらに言えば書ける脚本家がいないのだろう。役者はカネを出せばまあ人はいるだろうが・・・

ということで、ちょっとモヤモヤした感じを解決してもらった。
ネットのコラムもたまには役に立つね。

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サイコパスの金字塔「羊たちの沈黙」

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