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拝謁記 [国際・政治]

今さっきまでやっていたニュースウォッチ9で非常に興味深い特集があったので
真剣に見てしまったのだが・・・

昭和天皇の新資料なのだが戦後の宮内庁長官の拝謁記であるらしい。
なんで今頃出てきたのかびっくりだが、案外こういったもの、残っているのかも。
明日のNスペで詳しくやるらしいのでそれはまあ見るとして・・・
「ん?」と思ったことが二つあった。

ポツダム宣言に関わることなのだが、昭和天皇はやはり無条件降伏は嫌だったと
語ったらしい。ちょっとでもいいから勝ち戦をしてから和平にいきたいと
考えていたらしい。

終戦内閣は鈴木貫太郎内閣で昭和天皇が「どうしても」と頼み込んで
成立した内閣だが、期間は昭和20年4月から敗戦までである。
この内閣については様々な評価があって、もっとはやく降伏していれば
被害はもっと少なかった、という評価もされている。

で、昭和天皇の話になるわけだが、ポツダム宣言は7月の末。
なので沖縄は堕ちたあとだし、各地の空襲も例えば東京大空襲ももう過ぎている。
ではあるが、もしかしたら広島と長崎は救えた可能性もある、ということが
言えるのだろうか?と。

さらに建前上独立を回復した際の演説で昭和天皇は反省と後悔を述べたかったらしい。
それに待ったをかけたのが吉田茂なのだと。ほほう、そうなのかと。
NW9ではそういう話は出なかったが、わたしの考えだと吉田茂的には
開戦時も終戦時もたいした指導力を発揮できなかったあんたに今更
反省とか後悔とか復興に水を差すようなこと言われても迷惑だよ・・・
という思いがあったのかな、なんて思ったわけで・・・

吉田茂について詳しい訳ではないので適当だが、元々は外務省出身、
満州権益については強硬派というところから見ると「お前が言うか」という気もするが
ミッドウェー敗戦時から講和を画策していたのは事実らしいので
天皇についてはあまり好意的ではなかったのではないかな?なんて思うわけですよ。

ま、今更感の強い資料であることは否めないのだが、この国の歴史であることは
間違いないので明日の放送をよく見てみたいと思う。

haietsu.jpg

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