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後味 [スポーツ]

台風10号の動向が不確定で困った。墓参りにいつ行けばいいのか?
やっかいな時期にやっかいな台風が来てしまったなあ・・・

さて、今日は高校野球、組み合わせを見て軒並み名の通った学校ばかりだったので
「よ~し、今日はガッツリ見てやるか!」と朝からテレビの前に座っていた。
(ということでわたしはNHKの受信料払うことに不満はないんだけどね・・・)

でまあ、4試合、いろいろだったが・・・やはり東海大相模ー近江戦だろうなあ・・・
世の中には運のない人、というものが厳然として存在する。
近江のピッチャーもそういう人かな?と。

エラーでランナーを出してエラーで失点。見ていてホントに気の毒だった。
相模の足が守りのリズムを狂わせて慌ててしまった、という話もあるようだが
わたしはその意見に賛成しない。高校野球は全力疾走が基本中の基本だ。
そんなもので慌てるはずがないと思うのだ。

解説のおっさんが何度も言っていたのだが、間に合わないタイミングで送球すると
必ずエラーを呼ぶ、と。まさにその通りだった。
帰塁するところを刺そうとして暴投。絶対間に合わないバックホームをして
その間に塁上のランナーが進塁。とにかくピッチャーを苦しめるばかりの守備だった。
近江のピッチャーは懸命に投げたがあれでは手の施しようがなかったろう。
失点6のうち自責点は1だと書いてあった。それがすべてを物語っているように思う。

近江のピッチャーは去年の金足戦で残酷な負け方をしたためあの夏の最も悲劇的な少年に
なってしまった。この一年苦しかったことだろう。
やっとあの呪縛から逃れられるはずだったのに、まさか味方に足を引っ張られるとは
思いもしなかったに違いない。

彼は見るからに小柄で左の技巧派という逸材だが、おそらくプロには行かないだろう。
あの体ではプロは厳しかろうから・・・
だからこそこの大会に全力で臨んだはずだったと思うのだが、結果は去年より
残酷だったように思う。

さらに気になったのが近江の選手と応援団。
8回だったかな?点を取れそうな場面でピッチャーの彼だけが懸命に声を出しているのに
周りは「どうせもう負けだわ」みたいな顔して応援しない。
応援団が映ったときもユニホームを着た、要はベンチ入り出来なかった部員たちが
死んだような顔してだるそうに手を叩いていた。正直ムカッとした。
確かに押し出しの一点しか取れなかったがあれはないだろう、と。
去年の金足戦、吉田君がピッチャーフライをわざと落としてダブルプレーにしたときに
解説のおっさんが「打った選手が全力疾走しないからこうなるのです」と言っていたのを
思い出した。

もう終わってしまったことなのでクドクド言っても仕方ないのだが
近江のあのピッチャーが幸せになってくれることを願わずにいられない。
お疲れ様。
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