高齢化と車

ここ数日、老人の運転する車での事故が相次いでいる。
大抵が運転していた人よりずっと若い人が犠牲になっている。

事故を起こした当人はブレーキがきかなかった、と意味不明な言い訳。
普通に考えて直前まできいていたのでしょ？と言いたくなる。

自動車の問題は根が深い。
まず、年寄りの運転を禁止すると人権問題を言い出す連中が現れる。
また、生活の手段として常にタクシーというわけにもいかない、という金銭的な問題。
自分はまだ車の運転が出来る、というくだらない自尊心が老人の自立を支えているという社会的問題。
そしてこれが最大ではないか？と思われるのが自動車産業の反対。老人が車を運転しなくなればトヨタといえども
大変なことになるだろう。なにしろ人口の２５％以上が65歳以上なのだから。アメリカの鉄砲団体みたいなものだ。

個人的にはセブンイレブンの宅配車みたいな車で125ccくらいのエンジンを積んで時速10km以下しか速度が出ない・・・
みたいな車にして、例えば75歳以上とかその辺の年齢に達したら一般車は運転禁止にするのがいいのではないか？と思っている。
それでも十分な注意は必要だ。わたしは電動車いすのじじいにひき殺されそうになったことが２〜３回ある。
あの連中、自分たちが結構危険な乗り物に乗っていることを理解していないように思う。しかもわびの一言もない。
老人や障害者がすべてにおいて許されると言うのはちょっと違うだろう。

人間誰でも年を取る。体力は落ち、判断力も落ちる。
人間のレベルに応じた機械が必要なんじゃないだろうか？

追記

これこれ、これは電気車みたいですね。時速も60kmとか。それじゃ老人には不向きです。
トヨタの子会社が作っているようです。時速10km、出来れば8kmくらいの車がいいでしょうね。